茅ヶ崎の海の近くにある静かな旅館での、四季折々を綴ってゆきます。
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千波屋 納涼会

明治時代、茅ヶ崎館を舞台に書かれた小説があります。
その小説のタイトルは、「霙(みぞれ)」。

川上音二郎・貞奴一座が舞台「オセロ」を日本初演した際の脚本家・江見水蔭によって書かれました。

この小説は、川上一座が「オセロ」を日本で初めて公演した際のエピソードが元となっています。
登場人物や場所、ストーリーなど、一部フィクションが含まれているものの、実際の場所や出来事に沿って描写されていると考えられています。

この小説の中で、茅ヶ崎館は「千波屋(せんばや)」という旅館として登場します。
そしてこの小説で注目すべきなのが、「千波屋」すなわち明治末期の茅ヶ崎館付近の風景が数多く描写されているところです。

「一人あらんも寂しさに、縁側へ出て芝原を見渡し、何心なく庭草履穿きて、芝原のはずれの崖なす端まで進み出で、これより波濤のごとく高低幾畳の砂山を見渡し、そのまた先きに雲の簇がるごとき海を見出して・・・・・・」

この小説によると、当時旅館の広間からは海が見えたということです。
また、旅館の庭先の階段を下りると、山なりの砂丘が連なっていたそうです。
砂丘と砂丘の間に降りると、海も旅館も見えなくなるくらい深かったとの記述もあります。

現在は住宅地が国道となっているエリアもすべて砂山だったということで、当時は砂浜が相当広い範囲で続いていたと予想されます。

この小説は、茅ヶ崎館が出来た当初、茅ヶ崎が別荘地として発展しはじめた当初の、茅ヶ崎海岸周辺の様子を知るのに、大変いい資料となるので、ぜひとも多くの方にお目通しいただきたく願っております。
現在、
こちらのページで全文公開しておりますので、ご興味のある方は、ぜひご覧頂ければ幸いです。

なにはともあれ、私たちが惹かれたのは、「千波屋」という美しい名前です。
千の波の訪れる場所。
色々なイマジネーションが膨らんでいきそうなこの名前。

早速と言ってはなんですが、この夏に、「千波屋」を冠につけた夏祭りを開催することとなりました。
千の波の訪れのように、たくさんの皆様にご来場いただければ幸いです。



「千波屋 納涼会」(せんばや のうりょうえ)

日時 2011年8月6日(土) 14時〜21時
場所 茅ヶ崎館(茅ヶ崎市中海岸3-8-5)
木戸銭 500円
「食」「芸」「遊」「美」を軸に、茅ヶ崎館ならではの雰囲気の中で味わえる様々なプログラムをご用意しております。
どうぞお気軽にお運びいただき、夏の夕涼みをお楽しみ下さい。

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