茅ヶ崎の海の近くにある静かな旅館での、四季折々を綴ってゆきます。
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大正時代

最近、「大正」という時代に惹かれています。

明治時代の急速な近代国家の建設や、西洋文化の移植がひと段落し、近代化への疑問が投げかけられた時代。
そして西洋文化や工業化とどう折り合いをつけていくか、さまざまな人たちがもがいた時代。
大正デモクラシーに象徴される、自由主義、民主主義の空気。

そんな時代背景の中で生み出されたものには、ハッとさせられるものが多いのです。

急速な近代化、均質化への警鐘。
それまであまり目をとめられることのなかった、名もなき職人の手仕事や、作り手と使い手との関係がしっかり見いだせるような日常の道具に美しさを見いだし、光を当てようとした、柳宗悦率いる民藝運動。

活版印刷技術の進歩とともに、印刷物が美術を載せるメディアとして重要な意味を持つようになったこの時代。美術家たちも、新しいモチーフやデザイン、配色にチャレンジし、この時代の印刷物には、美術家たちの情熱が生き生きと溢れ出ているように感じます。
それと同時に、西洋文化と、日本独自の美意識とがうまく折り合いをつけられているように見えてなりません。

今までは、ただ何となく好きなだけでしたが、改めて時代背景をかんがみてみると、この時代の人たちがチャレンジした様々な事柄のダイナミックな輝きに惹かれます。
と同時に、現代を生きる私たちにも、重要な何かを投げかけてくれるような気がします。

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