茅ヶ崎の海の近くにある静かな旅館での、四季折々を綴ってゆきます。
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震災から一か月

おそろしい大地震から一か月ちょっと。

この地震により、命を落とされた皆様に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
そして、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

毎日ニュースで被災地の映像を見るたびに、心が痛くてなりません。
でもそんな中で、家を失っても、家族を失っても、職を失っても、それでも前を向いて一歩を踏み出す多くの方々の姿に、元気づけられています。

避難所の段ボールのパーティションのはしっこにつけられた、小さな鯉のぼり。
避難所の小学生たちが、同じ避難所の方々を元気づけようと毎日手書きで発行している「ファイト新聞」。
水没した家から数日ぶりに救助されたところにカメラを向けられ、「家がなくなったら、また再建すればいいさ!」と笑顔でコメントしたおじいさん。

ショッキングな映像の中にも、キラキラ輝く美しい魂の粒をかいま見て、あらためて人間の底力を力強く感じます。

地震後に、しばしば思いを馳せるのが、小津監督です。
戦後の動乱のさなかに、美しい人間の有様、生の気高さを作品にし続けた小津監督。

日中戦争に従軍した小津監督は、戦時中に何を思っていたのでしょう。
戦争のさなかに生きる人間たちをどう捉えていたのでしょう。

このたびの震災を経て、日本に生きる私たちが、なにか大きな転換点や岐路に立っている、そんな気がしてなりません。
どこにどう向かっていくべきか、まだまだ暗中模索ですが、そんな中で、小津監督が作品を作る際に貫いた姿勢に思いを馳せると、なんとなく進むべき道しるべが見えてくるような気がします。

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