茅ヶ崎の海の近くにある静かな旅館での、四季折々を綴ってゆきます。
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書の世界




現在食事の個室として使用している五番のお部屋に、掛け軸がかかっています。

最近この書が、頭山満の書いたものであることが判明いたしました。

中国の古い諺である

「運用の妙は一心に存す」

という言葉が記されています。

「戦術や規則というものは、それだけを守っても実際の役には立たず、その時に応じて臨機応変に活用する人の心ひとつにかかっている」といった意味です。

シンプルながらも、鋭く深い言葉に思えます。

果てしなく広がりうる言葉の意味を、シンプルかつ本質を突いた言葉の並びに凝縮し、それを墨の質感や文字の空間というデザインに昇華する。
「書」という行為は、大変奥深いものと感じます。

明治から昭和にかけての、日本の歴史の激動期に、まさに激動の人生を歩んだであろう頭山満は、晩年どのような思いでこの書をしたためたのでしょうか。

現在の私には、到底分かるはずもありませんが、現存する様々な資料や、書から得る直感をもとに、ふと掃除する手を休めて書を眺め、思いを馳せて、心の旅をしてみるのも、また楽しいものです。

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