茅ヶ崎の海の近くにある静かな旅館での、四季折々を綴ってゆきます。
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茅ヶ崎館ものがたり 番外編

私はこれまで、日本の南から北まで、幾つかの土地で暮らしてきましたが、場所ごとに空気や匂い、人間など本当に様々。
雪国には雪国の、南国には南国の、独自の文化があります。

中でも茅ヶ崎は、創作活動を生業あるいは趣味とする方々が多く在住し、活発に活動していることに驚かされます。
ここには何か、創作意欲を刺激する、独特の磁場があるのだろうか、と常々興味深く感じております。

五代目当主に聞いてみたところ、それを紐解くには、別荘地として発展してきた茅ヶ崎の歴史に、ヒントが隠れているのではないか、とのこと。

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明治時代より、湘南地区では、別荘や宅地の分譲が盛んになり、政財界や文化人など多くの人々が居を構えました。

茅ヶ崎にも、市川団十郎や川上音二郎・貞奴の別荘を筆頭に、歌舞伎芸能役者・文人・脚本家が集まり始めます。
また茅ヶ崎館も、松竹の「ホン書き宿」として、小津安二郎監督をはじめ、多くの脚本家が逗留いたします。

都心から一時間。
山や海に囲まれ、程よく開放的で、程よく閉ざされている。
また、区画の境目が緩やかで、空間的なゆとりもある。
時間の流れもゆったりしている。

そこに、海外で見聞を重ねてきた方々や、一流の芸術に触れてきた方々の知恵が持ち込まれる。

外からの刺激を受け入れる自由さのある茅ヶ崎で、既成概念や慣習にとらわれない、新しい考えが刺激となって加わり、独自の文化が醸成されているのでは。
そのように感じます。

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茅ヶ崎館の創業者・森信次郎も、元の出身は愛知です。
船乗りとして、世界中を渡り歩いてきた信次郎は、旅館運営に際し、既成概念にとらわれず、新しいアイデアをどんどんと採り入れてきました。
その自由さは、現在の茅ヶ崎館にも受け継がれていると感じます。

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